アメリカで急増しているゾンビ会社ってなに？！

ゾンビ会社（Zombie Company）が今急激に増えています。

隠れゾンビも沢山いる。

今アメリカの経済の大きな負担になっているzombie company！！

今日はそんなゾンビ会社についてお話ししようと思います。

What is Zombie company?!

ゾンビ会社とは競争力のない会社。

借金が多く。

銀行から借りた融資の利子をギリギリ、またはマイナスで払い続けている会社。

そして実際の元本を減らすことがでていない会社。

その為、通常利益があれば企業は資金を増やすために投資を行いますが、

まったく投資の資金がまわってない状態。

ギリギリの状態。

Asami B

Bloombergの調査によると18%の企業がゾンビ会社になっているそうです。

1997年は１％でした。

２６年前からすると1700％ゾンビパワーアップです。

いや。ギリギリではなく。

Walking Deadウォーキングデッド状態です。

名前の由来は・・・Japan

『zombie company』の用語は、

実は日本で生まれたんですよ。Σ（・□・；）

日本から来ていると言われ、

えっ💛って一瞬浮かれそうになったけれど、

かなりネガティブな言葉。

ダメダメ自慢できない(笑)

と我に戻る私(笑)

実は、1991年末の日本の資産価格バブルの崩壊後、

利子だけしか返済できていなく、元本を返済できていない企業を指すために使用されました。

その後、日本の銀行が弱い企業や失敗している企業を破綻させずに支援し続けたことが、

「失われた10年」

名付けて『Lost Decade』と呼ばれたのです。

2008 年の世界金融危機の時に、この用語『Zombie Company』は人気を集め、

米国の不良資産救済プログラム（ＴＲＡＰ）によって救済された企業を指すのに使用されました。

ちなみにこの時、国が支援したのは$700ビリオン！！WOW！！

そもそもゾンビ化している実態とは・・

政府や中央銀行が経済を安定させようとするため、商業銀行は低金利を与え救済するように政府から圧力をかけられます。

WHY？！

社会へのダメージが大きいからです。

大きな企業が倒産すれば大量の失業者が出る、

国の失業率が上がる

という事は、国にとってマイナスの数字。

そしてもう一つは、

中毒化している事。

借金に借金を重ねている、ギャンブルをしている人と同じで、

お金に困ったらまた銀行からお金を借りて、

何もなかったかのごとく、ビジネスを続けていく。

そして、お金を貸している銀行や政府も、このゾンビ会社に倒産されると困るんです。

WHY?!

利子を払い続けている

イイお客さんなので。

倒産されたら返済もチャラになる可能性が高いですし、利子を払ってもらっている方がいいでしょ。

だからできるだけKeepしていくんです。

薬物を売っているドラッグディーラーがいるでしょ。

薬物やめられたら困るでしょ。収益入ってこないから。

だから、

数字的には倒産してもおかしくないのに、

あえて・・・・

『まって～お金貸すから倒産しないで！！』って止めるんです。

借りている会社は、また借りればいいやと。もう中毒化。

In 2021, Goldman Sachs reported that some 13% of U.S. listed companies “could be considered” zombie, which is called “firms that haven’t produced enough profit to service their debts.”
訳：2021年のGoldman Sachs調査によると、13％の会社は負債の利子も払えてない状態にいると報告しました。

Oh Noooo!!!

The Federal Reserve study found that roughly 10% of public firms were zombie companies in 2019
訳：Federal Reserve Studyによると上場企業に入っている企業の10％がZombie Companiesだと報告しました。

Waite

って事は

上場企業の１０社のうち１社はゾンビという事。

ゾンビ率が高いっっつ！！💦

上場企業という事は皆も知っている有名な会社。

株主も沢山いる巨大な会社ですよ。

ゾンビといえば・・・・この会社

子供のおもちゃと言えば、トイザらス。

2017年に倒産。

$5ビリオンの負債総額。

でもよく調べると、

上層部へのマネージメント費用が$240ミリオン支払われていたという履歴が残っている。

破綻する前にその費用ないでしょ💦

ってツッコむところありのトイザらス。

残念でしたね。

お洋服など売っているモールにある有名なJCペニー。

2020年５月に倒産。

＄５ビリオンの負債総額。

2020年の９月にSimon Property Group と Brookfield Asset Management に

$800ミリオンで買収され

構築しなおしていますが、

現在の数字をみても先行が怪しい。

コロナの時期にアマゾンのオンラインショッピングが大活躍したのをきっかけに

実際に店舗をだしているお店はコテンパンにボッコボコ凹ですね。

またまたJCペニーに引き続き、大きなモールに必ずあった有名なシアーズ。

2018年に倒産。

100店舗を閉店し、2023年までに全てをクローズする予定だそうです。

もう完璧に撤退。

見る事はないですね。

アメリカ①大きいナンバーワンラジオステーション。

2018年10月に倒産。

＄20ビリオンの負債総額。

ゾンビ会社と呼ばれるこの業界で一番大きな金額の破綻、

＄９０ビリオン負債総額。

代表がかわり、今は再構築中。それでも雲行怪しい。

2023年４月に破綻。
360店舗を閉店し、姉妹会社のBuy Buy Babyも120店舗閉店。

2014年からマイナス。

ってかれこれ10年もたつじゃない。

良く長い間大きな負債をかかえてやってきたなと、逆に関心する数字。

＄４ビリオンの負債総額。

かなりのゾンビ状態！！

2017年に大統領になったトランプが利子率を上げ始め、

（それ以前は低金利でゾンビ会社が大量に増加）

結果、支払いができなくなった会社が2017年頃から増え始め

続々と経営破綻していきました。

近々ゾンビに入ると言われている会社達

もうそろそろゾンビになるであろうと

勝手に予想されているゾンビ候補会社が掲載されています。

1つ1つ見ていってもキリがないのですが、

黄色のハイライトのAMC Entertainment Holdingはアメリカ最古で最大の映画会社。

全国に950か所あり10,500個のスクリーンを持つ巨大な映画館会社が落ちている真っ最中。

もっといくと。

市民の生活の一部になっている有名な会社達はこちら↓

沢山のタクシー会社を廃業に追い込んだ、

アメリカでは市民が日常で使っているあのウーバー。

かなりマイナスの年間財務諸表↓

2023年の３月の決算書では負債総額$2.6ビリオン

マイナス。

プラスじゃないですよ。

マイナス大借金ですよ。

イタイ( 一一)

アメリカの車で有名なフォード。

またまた巨大なネガティブ数字です。

巨大な負債をかかえている。

政府が$9.2ビリオンのローンをだし救済をした所です。

そのおかげでギリギリ生き残れていますが、

今後どうなるか？？

ギリギリぶら下がっている会社。

大きな会社なだけ、負債の金額も巨大。

借りている利子の額も巨大。

国が率を１％でも上げたら１ビリオンの支払いが増える事もありの

上場企業。

どうですか？

意外に知らない事多いでしょ。

ちなみに、史上最大のアメリカ①の倒産は、2008年に起きたLehman Brothers(リーマンブラザーズ）
負債総額約$613ビリオンという史上最大の経営破綻でした。 世界にも大打撃を受けた大事件。

こういった経済の問題などが

子供達の教科書にのれば良いな～って思いました。

将来まったく使わないであろう、

『鳴くよ(794)うぐいす、平安京』

７９４年！！

どうでもいい年号覚えを、夜な夜なする位なら

（あっ平安京が好きな人、すみません(笑)）

実際今起きている経済・ビジネスのニュースの問題を子供が習ったらいいなと。

なんてね☺

小学校で経済学があったらどう？

自分の子供がこんな事を社会に出る前に学べていたら

なんて素晴らしいんだろ～ってね☺

今日はここまでで終わりにしておこう♪